アニメ人気

  




Jと夫Tは、ホテルではたいがい読書にふけっているのですが、
読書嫌いの私は、そういう時は、現地のテレビを見ています。
言葉はちんぷんかんぷんだけど、ず〜っと見ています。

今回発見したのは、日本アニメの人気です。
くれよんしんちゃんをはじめ、あられちゃん、忍者ハットリくん、
魔女っこめぐちゃんなど、毎日、日本アニメのオンパレードです。
これはやはり、世界レベルでの日本アニメの水準の高さでしょう。
「千と千尋」が世界的に認められる土壌は、すでにあったわけです。

しかも、サブタイトルはもちろん、店の名前も、吹き出しも、
「ギャー」とかの効果文字も、スペイン語ではなく、
全て日本語のままなんだよね。
海外の子供が、これらの日本語や日本の生活を見て育つわけだから、
日本の文化に対する興味が、自然に芽生えてくるでしょう。

特に、今はくれよんしんちゃんは、大人気。
お菓子屋の店頭にも、しんちゃんキャラのお菓子が並んでいる。
「みさえとひろし」や「よしなが先生」も、みんな知っている名前なわけです。
いくら教育上よろしくない、と言っても、
世界中の子供が求めるボケやオチは、万国共通です。

日本アニメの人気は、昨日今日始まったものじゃないみたいですね。
正月のカトリック行事をテレビで見ていたら、
エレクトリカルパレードみたいに、
4メートルくらいの花ぐるまに乗った賢者が、街をパレードしていた。
後方の車には、な、なんと、のび太とドラえもんが乗っている。
街の人はもちろん、アナウンサーも、大盛り上がりで、
ドラえもんに走り寄っています。
これは明らかに、ドラえもんで育った世代が、
もうすでに大人になっているということでしょう。

日本アニメは、ピカソやミロに負けていません。
日本文化の普及の、大きな担い手になっていると確信しました。
ワンピは、もうすでに11ヶ国で放送されているらしいけど、
ルフィーが、海賊王になるのも、時間の問題です。

 
cf:2004年に書いたものなので、少し古くてすみません。
以後、日本のアニメ文化が世界を席巻したことは、御存知の通りです。


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